自分の足で立って生きていたことなんてない
仙台から帰ってベッドの上でこれを書いている
実家の綺麗な家から東京のはじっこにある狭い自室を見てふと思う
この部屋もこのベッドも冷蔵庫も洗濯機も机もこのスマホでさえ与えられたものだと
部屋は散らかっている
無駄なものばかりで醜い感情ばかりで誰も私の気持ちなんて汲み取りやしないと嘆いていたけれど
自分で生み出したものや自分で誰かに何かを与えたことなんてなかった
ただの独りよがり
両親の金をドブに捨てているのは自分だった
なにも欲しがりたくないのに
どうせこの気持ちも明日になったら忘れているんだろう
欲望で汚らしい